雨漏りとシロアリ

雨漏りとシロアリの関係とは?

建物に大きなダメージを与え、ときには倒壊につながることもあるシロアリ被害。シロアリは水分と木材を好むため、シロアリと雨漏りの間には密接な関係があります。雨漏りや水漏れが起きると、それが原因でシロアリ被害を招く可能性も。雨漏りを見つけたら、防水工事と一緒にシロアリ対策を講じることが大切です。

まず大切なことはシロアリ被害を受けにくい状態に建物を保つこと。そのためには、屋上や屋根、外壁などの防水対策が欠かせません。大阪の「サンファイン有限会社」では無料で現地調査を行っております。ぜひお気軽にお問い合わせください。

シロアリの発見方法

シロアリの発見方法

以下の項目に当てはまるものがあれば、建物にシロアリが発生しているサインかもしれません。建物がシロアリによるダメージを受けてしまう前に、早めの対策をおすすめします。

  • 羽ありが飛び立つところを見かけた
  • 床を歩くと、「ブカブカ」といった音が鳴る
  • 屋根が波打っているように見える
  • 戸などの建て付けが悪くなっているように感じる
  • 近隣でシロアリの被害が出ている

シロアリの種類

ヤマトシロアリ

特別な巣を作らずに生息する種類です。一部の寒冷地を除いてほぼ日本全国に分布しており、地域の区別なく建物が被害を受ける可能性があります。湿り気のある木材を好み、湿気の多い地上に近い部分にだけ害を及ぼすことが特徴です。ただし、外壁のひび割れやベランダ床の防水機能低下などによって雨漏りが生じると、それが原因でヤマトシロアリの被害を受けることがあります。

活動時期である4~5月になると、蒸し暑いお昼の時間帯に飛び立ち、別の場所へ移動するヤマトシロアリの羽アリが見られます。羽アリが飛び立つ光景を見かけたら、すでに建物が被害を受けている可能性がありますので、早めの点検・対策が必要です。

イエシロアリ

屋根裏や床下、立木の中、立木の根の下、壁の中などに木くずを固めて巣を作るシロアリです。関東以西の海岸沿いに分布し、それ以外の地域ではあまり見られません。ただし、近年は大阪市内でも発生が確認されており、海岸沿い以外のエリアでも注意が必要です。

好む場所は湿った木材だけに限らず、イエシロアリの被害は地上から上方、屋根裏にまで及びます。6~7月の夕方ごろから夜間にかけて、イエシロアリの羽アリが灯火に群れをなして飛び立つ光景が見られます。自分で水を運ぶ習性を持っているため水がない場所でも生息でき、繁殖力が高いことも特徴です。

アメリカカンザイシロアリ

北米から輸入された木材や家具に潜んで日本に入ってきたとされている、移入種です。現在までに東京、千葉、神奈川、大阪、兵庫など、幅広い地域で存在が確認されているため、すでに日本全体に生息している可能性があると考えられます。

体が非常に大きく、ほぼ日本全国に分布するヤマトシロアリと比較すると、約2倍程度の大きさがあります。水分のない場所でも生息できるため、湿った木材などに限らず、乾燥した木材や家具にまで被害を与えることが特徴です。

ダイコクシロアリ

奄美大島よりも南にある、南西諸島と小笠原諸島に分布するシロアリで、本土ではほとんど発見例がありません。寒さに弱いという特徴がありますが乾燥には強く、アメリカカンザイシロアリと同じように湿った木材などに限らず、乾燥した木材や家具にも被害を与えます。